Appleの定額制音楽配信サービス、無料期間中でもアーティストにその分の印税を払うと発表

2015年6月24日 18:58

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Appleが定額制の音楽配信サービス「Apple Music」を発表したが、このサービスにおいて開始から3か月の無料期間中はレコード会社側に対し楽曲に対する印税支払いをしないことでレコード会社側と合意していたそうだ。ところが、人気歌手テイラー・スウィフトがその最新アルバムについてApple Musicには提供しないと発表。これに同調するインディーズレーベルやアーティストからの苦情もあったことから、Apple Musicは方針を転換、無料期間中についても印税を支払う方向に譲歩したという(re/codeEngadgetSlashdot)。

 なお、スウィフトは収益性の高いCDやダウンロード販売へファンを誘導するため定額制音楽ストリーミングサービスから全カタログを引き揚げる戦略を取っており、どの定額制音楽ストリーミングサービスにも最新アルバム「1989」を提供していないという。今回の結果を受けてもApple Musicに「1989」を提供するとは明言しておらず、一種の炎上商法にAppleが巻き込まれた可能性もある。

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