Windows 10でのSkypeはどうなっていくのか

2015年6月19日 10:36

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 先日、MicrosoftがSkype for modern Windowsを廃止し、デスクトップ版に一本化することを発表して開発者やユーザーを驚かせた。これまでMicrosoftではデスクトップアプリからModern/Metroアプリへの移行を進めてきたからだ。Microsoftがどのような意図を持っているのか、Mary Jo Foley氏がSkypeのシニアプロダクトマーケティングマネージャー、Aga Guzik氏に質問している(ZDNetNeowin)。

 Guzik氏によると、MicrosoftではSkypeをWindows 10のプラットフォームに統合する計画で、Skypeはコミュニケーションタスクをまとめた「Messaging, Phone and Video」アプリに組み込まれる。ただし、Windows 10のリリース時には搭載されず、後日更新プログラムとして提供されるという。Messaging, Phone and Videoアプリはユニバーサルアプリとなり、デスクトップやモバイル、タブレットなど、すべてのコンシューマー向けWindows 10デバイスで利用可能。一方、独立したSkypeアプリを利用したいユーザーのために、デスクトップ版は今後も引き続き提供されることになる。

 以前のバージョンのWindowsではMessaging, Phone and Videoアプリを利用できないが、Windows 7以降およびWindows Phone 8.1以降のユーザーは無料でWindows 10にアップグレードできるため、問題ないと考えているようだ。また、AndroidやiOS向けにも必要があれば同様の操作性を持ったアプリを提供する可能性もあるとのこと。

 なお、5日に英国と米国の全ユーザーへの提供が開始されたSkype for Web(Beta)だが、15日からは対象が全世界のユーザーに拡大されている。また、現在のところインスタントメッセンジャー機能に限定されるが、LinuxおよびChromebookでもSkype for Web(Beta)が利用できるようになったとのことだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | マイクロソフト | 通信 | ソフトウェア | Windows | IT

 関連ストーリー:
Windows向けSkype、デスクトップ版に一本化へ 2015年06月13日
「Skype for Web」ベータ版、米国と英国で全ユーザーに公開 2015年06月11日
MSN Messenger、10月31日に完全終了 2014年09月02日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事