サイバー攻撃を受けたドイツ連邦議会、4週間以上経過しても復旧できず

2015年6月14日 20:42

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記事提供元:スラド

ドイツ連邦議会のコンピューターネットワークは5月にサイバー攻撃を受けてマルウェアを送り込まれたが、4週間以上経過しても復旧できていないようだ(Deutsche Welleの記事The Localの記事The Registerの記事)。

独誌Der Spiegelなどは、議会のIT専門家がマルウェアの遮断に失敗して現在も外部にデータが送信され続けており、復旧のためにはソフトウェアだけでなくハードウェアもすべて入れ替える必要があるなどと報じているが、議会の報道官などは報道を否定。外部へのデータ送信は2週間以上前から確認されておらず、サーバーの一部はデータの抹消と再インストールが必要となるものの、対応可能な数だとしている。 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | EU | インターネット | 政府 | ワーム

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