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越ゆに超ゆれぬ「黒田の関」=125円?
記事提供元:フィスコ
*14:27JST 越ゆに超ゆれぬ「黒田の関」=125円?
黒田日銀総裁は、昨日、ドル・円が124円台で推移している時、「実質実効為替レートでみると円安になっているのは事実。ここからさらに円安はありそうにない」という口先介入を行った。
ドル・円は、「実質実効為替レート」という不可思議な文言による口先介入を受けて、122円台まで急落したが、黒田日銀総裁の「趣旨が若干曲解されて市場に伝わった」との発言を受けて、123円台を回復している。
黒田日銀総裁は、1997年7月に国際金融局長に就任した後、榊原財務官の下で、1997年11月3日の120円台から1998年6月の140円台まで、円安を抑制するために、4兆1752億円の円買い介入を行った。 最も多額の円買い介入は、1998年4月10日の2兆6202億円で、ドル・円相場は130円台だった。
ドル・円相場の125円は、「黒田ライン」「黒田シーリング」「黒田の関」と呼ばれるカベになるのかもしれないため、要警戒水準となる。《MY》
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