宇宙の終わりや人類の最後はどうなる

2015年6月4日 08:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 1862年、ケルビン卿(ウィリアム・トムソン)は、宇宙は有限であると仮定して熱力学第二法則(エントロピー法則)を適用すると、最終的に熱死すると結論付けた。熱力学第二法則では、閉鎖系ではエントロピーは同じままか成長する傾向にあり、決して自発的に減少することはない。対照的に開放系では全体のエントロピーを減少させる可能性がある。果たして宇宙は閉鎖系なのだろうか、それとも開放形なのか(mediumSlashdot)。

 ミシガン大学の研究者フレッド・アダムスとグレッグ・ラフリンは、宇宙の終わりの時を予測した。これによると、中性子星やその他のオブジェクトが崩壊する「縮退時代」が続き、後に「ブラックホール時代」 がやってくる。その時代の人間の知性はAI化されており、ごく小さな電力で生き残る方法を見つけているだろうという。また、最後に宇宙は何も残っていない「暗黒時代」を迎え、10の100乗年の年月を経て、そのときに人類は終わりを迎えるそうだ。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙

 関連ストーリー:
人類が滅亡した後、最後まで動き続ける電気/電子機器は? 2015年05月16日
人類滅亡につながる12のグローバルリスク 2015年02月18日
科学技術の進歩による人類滅亡から人類を守れ 2013年06月25日
「世界の終わり」はどうなる? 科学的に考える 2012年06月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事