ロックウェル、超音速飛行時のソニックブームによる地上への影響を表示するディスプレイ開発

2015年5月20日 16:58

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 超音速飛行により発生する衝撃波「ソニックブーム」は、地上の建物に大きな影響を与える。このことは次世代の民間商用機などでの超音速飛行をするときの足かせになる。NASAと航空機のアビオニクス開発を行っているロックウェル・コリンズは、ソニックブームによって引き起こされる影響を航空機側のコックピット・ディスプレイ上に視覚的に表示する技術を開発すると発表した。開発期間は2年を予定している(Aviation Analysis WingSlashdot)。

 このシステムでは、地上でのソニックブーム発生時の影響範囲が視覚的に表示されるため、人口密集地でのソニックブーム発生の回避や防止ができるという。またパイロットが超音速飛行をするときのコースを判断する助けになる。気象条件などの変数を取り入れた上で、ソニックブームの影響を正確に表示できるようにすることを目的にしているという。

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