ピクセルアートの使用を断念するピクセルアーティスト

2015年5月16日 17:17

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ピクセルアート(ドット絵)は衰退している。Dinofarm GamesのBlake Reynolds氏は、ピクセルアートの衰退を懸念してきた一人だ。彼はゲーム業界におけるHD画質信仰に抵抗し、ピクセルアートを使用したゲームを提供してきた。しかしDinofarm Gamesでも最新作の「Auro」がピクセルアートを使用した最後のゲームになるという(Dinofarm Gamesのブログ記事Slashdotの記事)。

ピクセルアートの使用をやめる決意をした理由として、ゲームをプレイする機器の変化があるという。スマートフォンでは機種ごとに画面のアスペクト比が異なるが、アスペクト比に合わせたピクセルアートの調整は時間と手間がかかる。また高解像度化により、人間の目でドットを識別するのは難しい。そのため、ピクセルアートにこだわる他のアーティストも時代の変化を受け入れるべきだろうとしている。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | グラフィック | ゲーム

 関連ストーリー:
古き時代のMac OSのアイコンのスケッチ、MOMAに収蔵されることに 2015年03月11日
レトロなCGをWebブラウザ上で描画するためのJavaScriptライブラリ 2014年08月26日
英バース大学曰く、新技術によりピクセル形式のデータは5年以内に終わる 2012年12月14日
8bit機時代のゲームのテイストを再現した最新ゲーム「シュタインズ・ゲート 8bit」発表 2011年07月22日
8 bit pixel art をベクターグラフィックに変換するアルゴリズム 2011年05月27日
「風車」と「老人ホーム」の新しい地図記号が決まる 2006年01月26日
国土地理院が「風車」と「老人ホーム」の地図記号を公募 2005年09月07日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事