ニューヨーク近郊の原子力発電所で変圧器が爆発、石油がハドソン川に流出

2015年5月14日 09:46

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ニューヨーク近郊にある「インディアンポイント原子力発電所」で9日午後(日本時間の10日午前)、敷地内に設置されている変圧器から出火した。火はすぐに消し止められ、けが人などは出ていない。これにより、運転中だった2つの原子炉のうちの1つが自動停止した。この火災で変圧器が破裂して石油が地面に流れ出し、ハドソン川に大量の石油が流出しているという(ReutersNHKCNNSlashdot)。

 米原子力規制委員会(NRC)は、流出した石油の量を数千ガロンと推定しているとのこと。また州の環境保護当局は直径約90メートルの油膜を確認したと説明。ハドソン川への影響を最小限に抑えるために、吸着剤などを使って流出した石油を除去する作業を予定しているとのこと。

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