電源を必要とせずに動作する撮像素子が開発される

2015年4月23日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 CCDやCMOSを使った撮像素子では、受光素子からの信号を受け取るために電力を必要とする。しかし、コロンビア大学のComputer Vision Laboratoryが外部電源なしで利用できるカメラデバイスを開発したそうだ(ASCIIデモ動画)。

 開発された「セルフパワーイメージセンサー」はフォトダイオードを40×30個並べて配置した撮像素子(280×210mm、対角13.4インチ)を持ち、出力された電流量がそのまま画像となるという。さらにフォトダイオードから得られた電力をコンデンサに貯めることで、別途バッテリや電源が不要で利用できるという。

 ただし、撮像素子のサイズは280×210mm(ほぼA4サイズ)と大きい一方で解像度は40×30ドットと荒い。とはいえ、この解像度で十分な用途もありそうなので、意外と早く実用化されてもおかしくない。

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