富士フイルムとIBM、220TBのテープカートリッジを実現可能な磁気テープ技術を開発

2015年4月13日 13:06

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 富士フイルムとIBMが共同で、220TBの大容量テープカートリッジを実現可能にする磁気テープ技術を開発したそうだ(富士フイルムのプレスリリースIBMのプレスリリースPC WatchNetwork WorldSlashdot)。

 磁気テープには独自技術により記録密度を大幅に向上させたバリウムフェライト(BaFe)磁性体を採用。IBMが新たに開発した高精度サーボ制御技術やヘッド技術、信号処理アルゴリズムなどを組み合わせることにより、非圧縮データで1平方インチあたり1,230億ビットという世界最高の面記録密度を実証したという。これによりLTO6カートリッジの88倍、記憶容量220TBのテープカートリッジの実現が可能になる。技術的な詳細については、5月に中国・北京で開催される2015 Intermag会議および、米国・ラスベガスで開催されるIBM EDGE会議で発表される予定だ。

 なお、試験で用いた磁気テープは富士フイルムの既存設備で生産しており、量産化も視野に入っているとのことだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | IBM | ストレージ

 関連ストーリー:
ソニー、業務用ハーフインチテープ製品の終息を予告 2014年10月09日
ソニーがより高い記録密度を実現できる磁気テープ技術を開発 2014年05月01日
TDK子会社、データテープ事業から撤退 2013年09月10日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事