NTTデータ、信用金庫向けモバイル版営業支援ソリューション

2015年4月10日 18:41

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ソリューション概念図(ゼンリン地図許諾番号:Z15LD第1225号)(NTTデータの発表資料より)

ソリューション概念図(ゼンリン地図許諾番号:Z15LD第1225号)(NTTデータの発表資料より)[写真拡大]

 NTTデータは10日、信用金庫に対して、「Android端末版 営業支援ソリューション」の提供を開始した。勘定系ホストともリアルタイムに連携した「顧客管理」「案件管理」機能を持つ。同日には、淡路信用金庫(スマートフォン)と亀有信用金庫(タブレット)で稼働が開始された。同社では2014年から、Android端末のアプリケーションとして「集金・預かり管理機能」を提供してきたが、営業活動をさらに強力にサポートするためのアプリという。

 このソリューションは、勘定系ホストと連携することで訪問先でのオンライン照会・オンライン取引による集金業務を効率化するだけでなく、リアルタイムで交渉履歴や顧客情報、取引状況の確認・登録が可能にする。また、信用金庫が保有する情報系システムとの連携ができることで、信用金庫が独自に管理していた情報を1台のAndroid端末上で活用することが可能となる。

 また、タブレット上でも地図情報と連携する機能を追加予定で、7月から諏訪信用金庫への提供が決定している。NTTデータでは今後もこのソリューションに音声入力などの機能拡充を行い、2018年度末までに「しんきん共同システム」を利用する全国の信用金庫を対象に5,000台の提供を目指す。

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