今年の花粉、昨シーズンより1週間早く終わる見込み=ウェザーニューズ

2015年4月10日 11:13

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今年の花粉飛散傾向(ウェザーニュースの発表資料より)

今年の花粉飛散傾向(ウェザーニュースの発表資料より)[写真拡大]

 ウェザーニューズは9日、今後の花粉飛散傾向を発表した。それによると、全国的に昨シーズンより、約1週間も早く飛散が終わるスピード飛散となりそうだという。

 同社によれば、関東は飛散開始が昨シーズンより約2週間以上遅かったにも関わらず、飛散終了は約1週間早くなる予想で、花粉が飛んでいる時期が昨シーズンより約25日も短い短期集中型となる見込みだという。

 今後、一時的な寒さはあるものの、4月後半は平年より暖かい日が多くなると予想する。また、これまでの暖かさが影響し、平年(2008年〜2014年の平均)よりやや早くスギ・ヒノキ花粉のシーズンは終わる見込みだという。

 現在、スギ花粉の飛散は次第に減少しており、ヒノキ花粉も4月末~5月はじめを目処に終了する見通しだ。これまでの飛散量を考慮して算出した最新のシーズン全体の花粉飛散量は、関東〜東海を中心に昨シーズンの1.5〜2.5倍と多く、西日本を中心に昨シーズンより少ない予想。四国や九州の飛散量は当初の予想よりさらに少なく、昨シーズンの4割の飛散量となる予想だという。

 北海道のシラカバ花粉は、寒さが緩む4月下旬から飛散が開始する予想。飛散ピークは5月中旬と平年並となる予想だが、4月下旬~5月上旬の暖かさ次第では、ピークが早まる可能性もあり、そろそろ対策を始めることを薦めている。北海道の花粉飛散量は、当初の予想と変化なく昨シーズンと同程度になる予想だ。

 本発表は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やスマホ向けwebサイト、携帯サイトからも確認できる。(記事:町田光・記事一覧を見る

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