GitHub、「Git Large File Storage」を発表

2015年4月9日 20:45

印刷

記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 GitHubがGit Large File Storage(Git LFS)なるソフトウェアを公開した(GitHubのリポジトリ)。Webサイトの説明によると、オーディオや動画、データ集、グラフィックといった大きなファイルをGitで扱いやすくするためのソフトウェアだという。

 Gitでは、バージョン管理対象のファイルをリポジトリ内に圧縮された形で保持している。そのため、バイナリデータをバージョン管理しようとするとリポジトリのサイズが大きくなったり、各種操作に時間がかかるようになってしまう傾向がある。Git LFSではバイナリデータを別のストレージ(Git LFS Server)に分離して保存し、そこへの参照(ポインタ)のみをリポジトリ内に格納することでこの問題を解決するというもののようだ。

 Git LFSはGitのプラグイン(機能拡張)として作成されており、「git lfs」サブコマンドで機能が利用できるようだ。なお、利用には別途Git LFSサーバーが必要となる。スタンドアロンで動作する「lfs-test-server」が公開されているほか、GitHub自身もGit LFSサーバーのホスティングをサービスとして行うようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | デベロッパーセクション | プログラミング | デベロッパー

 関連ストーリー:
GNU Emacs、プロジェクトのソースコード管理ツールをBazaarからGitへ移行させる 2014年11月15日
Git 2.0.0がリリースされる 2014年05月30日
Eric Raymond、Emacs開発者に「死にゆくbzrは捨ててgitなどに移行するべき」と述べる 2014年01月06日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事