ダイエー、GMSやSM事業の一部をイオンの5社に運営継承

2015年4月9日 17:59

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 ダイエーは9日、取締役会を開き、同社の全国に渡る事業の一部の運営を承継する基本合意をイオン系5社との間で締結することを決議した。効力発効日は、9月1日と2016年3月1日。

 イオングループは、地域単位で柔軟かつ迅速に経営判断・執行するための最適な経営体制の再構築に取り組んでいる。ダイエーグループは、本年1月1日をもってイオンの完全子会社となった。

 ダイエーグループを含めたイオングループ各社がそれぞれ成長を継続するためには、ローカリゼーションの徹底と事業規模の拡大が不可欠であるとの共通認識に至り、ダイエーが北海道・九州および本州地域で展開する事業の一部の運営を、イオン北海道、マックスバリュ北海道、イオン九州、マックスバリュ九州、イオンリテールに承継することにした。

 今後、ダイエーが北海道・九州および名古屋地域に展開する店舗は、それぞれの立地や従来より培ってきたノウハウ、一体化にともなうシナジー効果を最大限に発揮し、事業展開する方針だ。

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