JR東日本、北東北での風力発電事業に参入 秋田市に風力発電所を建設

2015年4月9日 15:44

印刷

建設される風力発電所の位置(図:東日本旅客鉄道の発表資料より)

建設される風力発電所の位置(図:東日本旅客鉄道の発表資料より)[写真拡大]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は7日、風力発電事業会社「JR東日本エネルギー開発」を4月中に設立し、秋田市に風力発電所を建設すると発表した。風力発電所は今年秋に着工し、来年秋に完成予定。

 新会社のJR東日本エネルギー開発は東京都港区に本社を置く。資本金は1億5,000万円。風力発電所事業会社の地域エネルギー開発との共同設立で、出資比率はJR東日本が80%、地域エネルギー開発が20%。

 建設される風力発電所は、羽越本線の道川駅(秋田県由利本荘市)~下浜駅(秋田県秋田市)間の鉄道林用地に建設される。風力発電所の高さは約80m、風車直径は約90m。出力は約2MW。年間発電量は一般家庭の約1,600世帯分(同社試算)にあたる約5,800MWhを想定している。

 今後、秋田県をはじめ北東北での風力発電所建設を進め、2020年までに100MW程度(一般家庭の約6万世帯分)の稼働を目指す。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

関連記事