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欧州、皆既日食で電力危機?
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 欧州では太陽光発電による発電量が増えているが、そのために皆既日食への対策が前にも増して必要になっているという。20日に欧州全土で皆既日食が発生するが、欧州送電系統運用者ネットワークがこれに対し「問題が起きるリスクを完全には排除できない」と発表したそうだ(AFP)。
20日の皆既日食では、日食時の天候が快晴だった場合、発電量が3400万kWも急減する可能性があるという。これは「中規模の従来型発電所80か所分の発電量に相当」するらしい。これにより送電網に送られる電力が急減、なんらかの問題が発生する可能性があるそうだ。
2014年の電力消費量の18%を太陽光で賄うなど太陽光発電が普及しているドイツが最も大きな影響を受けるとみられており、またイタリアやスペイン、フランスなどでも影響が発生する可能性があるという。そのため、火力発電や水力発電といったほかの発電施設によるバックアップや、予備電力を増やすといった対策を行うという。
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