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米刑務所で受刑者向けプログラミング講座が実施される
あるAnonymous Coward 曰く、 全米でも有数の凶悪犯罪者が収監されているという米カリフォルニアのサン・クエンティン州立刑務所で、受刑者にプログラミングを教える更正プログラムが始まったそうだ(CBS News、Slashdot)。
収監されている受刑者らは刑を終えても外の世界で職に就くことは難しく、再び罪を犯して刑務所に戻ってくることも少なくない。カリフォルニア州では再犯率が61%にも上り、受刑者らに手に職をつけさせるこのプログラムは再犯率を下げるための試みであるという。
今回が初めてとなるこの講座では1日8時間の講義が6ヶ月間行われる予定とのこと。受刑者らがインターネットにアクセスすることは禁じられているため、講義ではインターネット接続を模倣した環境が作られているという。もちろんインターネット上のリソースも利用できず、また作ったソフトウェアが外部の人間の目に触れることも使われることもないとのこと。
コンピュータに触ったことのない受刑者も多く、中には長年収監されておりインターネットを経験したこともない受刑者もいるという。講義に関わっている者曰く、受刑者らに教えるのは困難なこともあるが、毎週のように彼らがこの世界を理解する瞬間を目にするといい、当初の期待を遥かに超えた成果をみせているとのことだ。
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