三菱樹脂、農業用フィルム事業のみかど化工を買収

2015年3月10日 16:43

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三菱樹脂グループの農業資材関連会社(三菱樹脂の発表資料より)

三菱樹脂グループの農業資材関連会社(三菱樹脂の発表資料より)[写真拡大]

  • 三菱樹脂が株式取得する前の持ち株比率を示す図(三菱樹脂の発表資料より)
  • 三菱樹脂が株式取得した後の持ち株比率を示す図(三菱樹脂の発表資料より)

 三菱樹脂は10日、農業用フィルム事業を手掛けるみかど化工の株式49.8%を日本ポリエチレンから取得することで合意したと発表した。三菱樹脂は既にみかど化工の株式45.5%を保有しており、取得後の保有率は95.3%となる。

 みかど化工は、千葉県市原市に本社を置く企業で、1968年8月設立。資本金は約14億円で、従業員数は約60名。農業用ポリエチレン特殊フィルムの製造、販売を手掛けている。1997年に三菱樹脂が資本参加し、現在のみかど化工の出資比率は、三菱樹脂が45.5%、日本ポリエチレンが49.8%、三菱樹脂グループのジェイフィルムが4.7%となっている。

 三菱樹脂では今後、同社子会社の三菱樹脂アグリドリームをはじめ、農業資材関連グループ会社間での最適な生産体制の確立や管理機能の統一を行い、みかど化工が先行して手掛けている中国事業で、一層の協業を進めるとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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