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凸版印刷、装着型アイカメラの視線データを自動解析するプログラムを開発
(左)装着型アイカメラでの実店舗の調査風景 (右上)視線データのプロット例 (右下)視線データのHeat Map例(凸版印刷の発表資料より)[写真拡大]
凸版印刷は6日、装着型アイカメラの視線データを自動解析するプログラムを開発し、このプログラムを活用した実際の店舗での購買者の視線について高精度な定量分析が行えるリアル行動視線調査サービス「Insight ViewerReal (インサイト ビュアー リアル)」を、消費財メーカーや流通に向けて2015年3月より本格的に提供すると発表した。
「Insight Viewer Real」では、売場にマーカー(目印)を付けることなく、装着型アイカメラで撮影した動画上の視線データを自動解析し、複数の被験者の視線データを同時に高い精度でプロットすることができる。そのため、従来の装着型アイカメラ調査では難しかった視野全体や複数棚が並んだ売場全体の視線の停留個所を色で表現する「Heat Map(ヒートマップ)」や、視線を集めたエリアの分布を%表示する「AOI(Area of Interest:エーオーアイ)」など、定量的な視線データの可視化が可能になった。
また、新開発した自動解析プログラムにより、視線解析にかかる時間を短縮、従来のサービスに比べ同じ期間でサンプル数を増やすことも可能となる。
凸版印刷は、「Insight Viewer Real」を、主に消費財メーカーや流通の、商品パッケージデザインや店頭販促物のデザイン検証、棚割り検証などに向けに提供する。2017年度にこのサービスにより関連受注も含めて、約10億円の売上を目指す。
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