スズキ、新型クロスオーバー「SX4 S-CROSS」を発売

　スズキは19日、乗用車とSUVを融合させたクロスオーバーモデルの小型乗用車、新型「SX4 S-CROSS」を、今月19日より発売すると発表した。

　同社によると、新型「SX4 S-CROSS」は、スズキの小型乗用車づくりのノウハウと四輪駆動技術を結集してつくりあげたクロスオーバーモデルで、ハンガリーの製造子会社であるマジャールスズキ社で生産し、日本に輸入して発売する自社ブランドの輸入車である。

　アクティブな走りを予感させるデザインに、広い居住空間としっかり積める荷室スペースを備えたパッケージング、力強い加速性能と燃費性能を両立したパワートレイン、しなやかな走りを実現する足まわりを特長としている。

　さらに、同車の4WD車には、スズキ独自の新しい4WDシステム「オールグリップ」を採用。さまざまなシーンで優れた走破性と走行安定性を実現し、デザイン、使い勝手、燃費のすべてを高い次元で満たすクルマとして、日常からアウトドアまで幅広い使用が可能なモデルとなっている。

　新型「SX4 S-CROSS」は、マジャールスズキ社で2013年8月より生産を開始し、欧州をはじめ、中南米、大洋州、アフリカ等へ輸出されている。また、中国の重慶長安鈴木汽車でも2013年12月より生産が開始されており、居住性や積載性、優れた走行性能などで高い評価を得ているという。価格は、204万1,200円(2WD)・225万7,200円(4WD)。（記事：宮野 浩・記事一覧を見る）