上下逆さまの顔も識別できる顔認識アルゴリズム

2015年2月19日 22:21

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米Yahoo Labsやスタンフォード大学の研究者らが新たな顔認識アルゴリズムを開発したそうだ(MIT Technology ReviewSlashdot)。この新しいアルゴリズムは従来難しいとされてきた斜めを向いたものや、上下逆さまの場合など真正面を向いていないものも顔として識別できるという。

 今回開発されたアルゴリズムは 「deep convolutional neural network」というニューラルネットワークを用いて学習させる手法で開発されているとのこと。研究者らは20万の様々なアングルから撮影した顔を含む画像と顔を含まない2000万の画像を合わせたデータベースを作り、128の画像を1つのバッチとして5万回繰り返し学習させたという。このような多階層ニューラルネットワークの学習によりアルゴリズムの精度を向上させたとのこと。特に以前は非常に難しかった上下逆さまの顔の識別が飛躍的に向上したとのことだ。

 研究者らは今後サンプリング技術やデータ拡大技術を高め、更なる精度向上を目指すという。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | IT

 関連ストーリー:
ドバイ警察、Google Glassに独自の顔認識機能を実装へ 2014年10月08日
米フォード、車載顔認識システムの研究を進める 2014年07月02日
顔認識で「元カレ・元カノ似」のお相手を見つけ出す婚活サービス 2014年06月24日
米シカゴ市で初となる顔認識システムでの検挙 2014年06月14日
脳は:-)を笑顔だと認識する 2014年02月19日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事