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NTT、音とともに3D再現する技術を開発 高臨場感を創出
日本電信電話(NTT)は18日、これまでにない超高臨場感につながる伝送技術「イマーシブテレプレゼンス技術Kirari!」の研究開発を推進していくと発表した。
「イマーシブテレプレゼンス技術Kirari!」とは、NTTが開発した次世代映像圧縮規格(HEVC)などと、新たに開発に着手した高臨場感メディア同期技術「Advanced MMT」を組み合わせて、選手の映像・音声のみならず、選手の置かれた空間や環境の情報を伝送し、伝送先においてプロジェクションマッピング技術で、音とともに3D再現する技術である。
2020年には、4K・8K放送の普及によって、多くの視聴者がテレビで、またパブリックビューイングで、世界各地でスポーツの感動が共有されることが予想されるが、平面ディスプレイで創出可能な臨場感には限界がある。そこで、NTTでは、「イマーシブテレプレゼンス技術Kirari!」によって、映像音声などのコンテンツに限らず、照明やロボットなど環境に存在するリアルな物を連動させて表現することで、これまでにない高臨場感を創出することを可能とし、あたかも競技会場にいるかのように競技を世界の多地点で同時刻に体感できるようになる。
NTTでは、2020年までに、様々なパートナーとのコラボレーションを通じ、スポーツやライブにおいて、超高臨場感のある観戦を世界中の人々が体感できるように取り組んでいく方針だ。具体的には、まず2015年度中に、国内のスポーツ大会の遠隔ライブ観戦トライアルの実施を目指す。
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