日立化成、4月に米国で地域統括会社を発足

　日立化成は3日、米国における地域統括会社の発足について決定したと発表した。

　同社は、すでに米国において販売子会社1社、製造子会社2社、研究子会社1社を有し、主として電子材料事業、自動車部品事業、診断薬事業を展開している。米国は、これらに蓄電デバイス事業を加えた有力な市場であると同時に、世界のトレンドを先取りする先進技術開発やスタートアップ企業の集積地であり、新規事業の創出等を通じてさらなる事業拡大が期待できる市場あるという。

　そこで、日立化成は、2015年4月1日付で、米国の販売子会社である日立ケミカル・カンパニー・アメリカ（Hitachi Chemical Company America：HCA）に、(1)地域横断的な営業・マーケティング統括機能、(2)新規事業テーマ探索および事業化提案機能、(3)在米子会社のコンプライアンスその他管理業務統括機能、を付与し、米国地域統括会社として発足させることとした。

　HCAは、事業内容が米国グループ会社の統括、管理支援、事業拡大支援、機能材料、先端部品・システムの輸入・販売、バイオテクノロジーに基づく研究・開発である。株主は日立化成100%で、資本金は120万ドル（約1億4,000万円）である。