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高さ1kmのエレベーターを可能とする「ウルトラロープ」
記事提供元:スラド
danceman 曰く、 フィンランドのKone社が、高さ1kmのエレベーターの建設を可能とする、極めて頑丈なカーボンファイバー製「ウルトラロープ」を開発したとのこと(Slashdot、Guardian)。
従来のスチールケーブルの場合、重量が障害となり高さ500メートル以上のエレベーターに対しては利用できなかったた。ウルトラロープは軽量なカーボンファイバーに耐摩擦コーティングを施しており、重量はスチールケーブルの七分の一程度とのこと。
2020年完成予定のサウジアラビア「キングダム・タワー」は、1キロメートルに及ぶ高さで世界一となるが、この超々高層ビルのエレベーターにウルトラロープが使用されることになったという。ロンドンの超高層ビル「シャード」は高さ306メートルであるが、それでも上階にいくためにはスカイロビー階でのエレベーターの乗継ぎが必要となる。これと比べると、高さ1キロメートルのビルの最上階まで、エレベーターの乗継ぎなしで行けることの凄さが分かる。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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