イスラム国を強く非難 強く開放を求める 政府

2015年1月26日 11:54

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記事提供元:エコノミックニュース

 菅義偉官房長官は25日、シリアでの邦人拘束事件について「湯川遥菜さんと見られる邦人1名が殺害された写真を持つ後藤健二氏の写真がインターネット上で配信された」と語るとともに「このような行為は言語道断の許しがたい暴挙であり、強く非難する」と邦人拘束をし、ひとりを殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」を強く非難した。

 そのうえで菅官房長官は「残る1名の日本人(後藤さん)に危害を加えないよう、直ちに解放するよう強く要求する」と改めて解放を強く求めた。

 また、安倍晋三総理は「人命第一で可能な限りの外交ルート、ありとあらゆる手段を尽くしているが、湯川遥菜さんが殺害されたと見られる写真がインターネット上に配信された。御家族の御心痛は察するに余りあり、言葉もありません」との談話を発表した。

 そのうえで、安倍総理は「後藤さんの解放に向け、政府を挙げて全力で取り組む」とするとともに「政府としてテロに屈することなく、国際社会とともに世界の平和と安定のために積極的に貢献する」とテロに屈することはないとの姿勢も強く出している。(編集担当:森高龍二)

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