シャープ、福島でメガソーラーの建設を開始

2015年1月25日 13:51

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記事提供元:エコノミックニュース

 2011年3月に発生した東日本大震災による原発事故の影響により、町民が避難している福島県富岡町において、大手電機メーカーのシャープ<6753>が大規模太陽光発電所(メガソーラー)「シャープ富岡太陽光発電所」の建設工事を開始したとの発表を行った。2015年6月より運転を開始し、「シャープ富岡太陽光発電所」にて発電された電力はすべて東北電力<9506>に売られる。

 「シャープ富岡太陽光発電所」は、シャープと芙蓉総合リース<8424>が共同出資する合同会社クリスタル・クリア・ソーラーが建設と運営を行う。そしてシャープはこの合同会社クリスタル・クリア・ソーラーから委託を受ける形で発電事業を行うとしている。シャープによれば、「シャープ富岡太陽光発電所」の設置容量は約2.19MW-dcで、年間予測発電量は約238万kWhを計画している。これは一般的な家庭の年間消費電力量に置き換えた場合、約663世帯分に相当するとのこと。

 そしてシャープは今回の「シャープ富岡太陽光発電所」の建設工事開始の発表に際して、「当社は、今後も太陽光発電所の建設および発電事業を積極的に推進し、再生可能エネルギーの普及に努めてまいります」とコメントしている。シャープは芙蓉総合リースと共同出資して設立した合同会社クリスタル・クリア・ソーラーを通じて、これまでにも全国の各地に多数の大規模太陽光発電所を設置し、また運転している。

 12年7月より再生可能エネルギーの固定価格買取制度が実施されて以来、全国で太陽光発電所の建設が活発に行われており、今後もそうした傾向は続くものとみられる。こうして大規模太陽光発電所が多く建設されれば、将来的に原子力発電所に頼らないクリーンで安全なエネルギー供給体制が実現するかもしれない。「原子力発電所抜きでは、エネルギー供給は安定しない」「太陽光発電所では無理」など様々な意見があるが、しかしそうしてクリーンで安全なエネルギーの供給を目指すこと自体を否定し、諦めてしまってはいけない。

 間もなく東日本大震災が発生して4年が経過しようとしているが、あの時に日本国民全員が学んだ教訓を忘れることなく持ち続けること、このことが何よりも重要なのではないだろうか。(編集担当:滝川幸平)

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