NTTファシリティーズ、三原市に「F三原太陽光発電所」を建設

2015年1月23日 11:40

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「F三原太陽光発電所 」の完成イメージ図(NTTファシリティーズの発表資料より)

「F三原太陽光発電所 」の完成イメージ図(NTTファシリティーズの発表資料より)[写真拡大]

  • 三原太陽光発電所の技術的特徴を示す図(NTTファシリティーズの発表資料より)

 NTTファシリティーズは22日、広島県三原市に民有地を賃借し、同地において「F三原太陽光発電所」を建設すると発表した。

 F三原太陽光発電所は、DC1000Vシステムを採用している。これは、ストリングの直流電圧を1000Vまで高電圧化するとともに、PCSを大容量化したシステムである。これにより、従来のDC600Vシステムに比べ、ストリング数を最大40%削減、PCS及びPCSパッケージの台数を2MWあたり1台削減でき、構築コストの低減が可能だ。また、直流配線損失の低減及びPCS変換効率の向上も実現でき、一般的には70%程度であるシステム総合効率を90%以上に高めることが可能となる。

 設置場所は、広島県三原市大和町下徳良679番28で、事業主体はNTTファシリティーズである。すでに、着工しており、発電開始日は2015年5月下旬の予定である。太陽電池容量は2,592kWで、想定年間発電量は約2,840MWhで、一般家庭消費電力の約790世帯分となる。

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