人間の言語は石器を作るために進化した?

2015年1月20日 06:00

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 人間の言語は、人類の祖先が石器の製作方法を教え合うために進歩した可能性があるそうだ(ScienceAAASNature CommunicationsSlashdot)。

 カリフォルニア大学バークレー校の心理学者Thomas Morgan氏らのチームは、大学生184人の協力で石器製作における社会的学習メカニズムを擬似的に実験調査した(Nature Communicationsの記事)。その結果、まねや模倣では伝播率が上昇することを示す証拠はほとんど得られなかったが、言語の使用による指導方法の改善では、石器作りの腕が上がったという。同チームは言語を使うことが効果的なツールを使うことにつながったとしている。

 いっぽう、この考え方には議論もある。約250万年前に始まったオルドヴァイ式石器では約70万年以上の技術的な停滞があったため、言語の存在と整合しないのではないかということらしい。これについて先の研究チームは、言語そのものではなく社会的伝達メカニズムが未発達だったためではないかと推測。その後、より高度なアシュール式石器が170万年前に登場したことは、高度な伝達方法(例えば祖語)の進化があったことを示しているとしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

 関連ストーリー:
2115年の世界ではどんな言語が話されているか 2015年01月04日
氷河期から使われていた単語 2013年05月12日
世界の言語の起源解明か 2011年04月16日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事