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民主党の代表、岡田克也氏に
民主党の代表選挙が18日、実施され、岡田克也衆議院議員(三重3区)が選出された。この日の選挙では岡田氏、長妻昭氏、細野豪志氏の3候補がともに過半数を占めることができず、上位2人による決選投票の結果、細野氏が120ポイント、岡田氏が133ポイントで代表に選ばれた。
岡田代表は記者会見で「代表選挙戦でいい戦いができたので、これからの党運営に活かしていきたい」と語った。また今月召集される国会では「予算委員会、代表質問で国会質疑の先頭に立ちたい。中身は一概には言えないが、経済と戦後70年、安全保障法制」とあげ、「そういったことを中心にしっかり議論することが必要」と政府に迫る考えを示した。
また、格差是正について「政策のひとつのパッケージとして打ち出していく」考えを示した。分厚い中間層を再生することは民主党公約にもなっている。格差問題は代表選挙で長妻氏が特に取り上げていたテーマだが、岡田代表は「総選挙の時、長妻氏の選挙区でも給食代が払えずに補助を受けている人がいるとか、就学援助の話など、東京でもそうかと改めて気付かされた」とし「格差は先進国共通の現象であり、それが政治的な不安定さにもつながっている」と述べ「日本が率先して答えを出していくことには非常に意味がある。広い意味での格差是正について、しっかり外部の有識者の意見などを聞きながら、政策の一つのパッケージとして打ち出していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)
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