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2015年は「良い年になりそう」だが、景気・給料は「変わらない」 日生アンケート調査
日本生命保険が発表した「2015年の抱負・期待」に関するアンケート調査の結果の一部を示す図(同社発表資料より)[写真拡大]
日本生命保険が8日発表した「2015年の抱負・期待」に関するアンケート調査結果によると、2015年は、約6割近くが「良い年になりそう」と答えている一方で、2015年の景気が2014年より「良くなる」と回答したのは29.5%にとどまった。
調査は、4項目9つの質問から成っている。「全般・景気」項目では、「2015年はあなたにとって良い1年になりそうですか?」「2014年はあなたにとって良い1年でしたか?」「2015年は2014年に比べて景気が良くなると思いますか?」の3質問。
2015年の景気は、「良くなる」が29.5%だったのに対し、「変わらない」が46.7%と最も回答割合が高く、「悪くなると思う」は23.8%だった。2014年については、「良い1年だった」が48.8%、「どちらでもない」が32.9%、「良い1年ではなかった」が18.2%だった。
「物価・給料」の項目では、「2015年の物価は上がると思いますか?」「2014年の物価は上がったと感じますか?」「2015年の給料は増えると思いますか?」「2014年の給料は増えましたか?」の4質問。
約9割近くが物価は上がると答え、給料は約6割強が変わらないと答え、約2割強は下がると答えており漠然とした2015年に対する期待とは、かい離が見られる。
「投資」の項目では、「NISA口座は開設しましたか? 今後投資(株式・投資信託など)を増やす予定はありますか?」の質問。
大量のテレビコマーシャルが投入されたNISAに関しては、約25%が開設済みで、今後開設したいは10%に満たない。約7割近くがNISAは今後も開設しないと答えている。
「トピックス」の項目では、「2015年の目標は立てましたか? どんな目標ですか?」「2015年の抱負や期待を漢字一文字で表してください」「2015年に最も活躍を期待する著名人は誰ですか?」の3質問。
抱負に関しては約3割が立てて、漢字では、「健」「楽」「幸」がベスト3のほか、「進」「笑」「勝」などの明るい漢字をあげる人の率が増加している。活躍する人物には、「安倍晋三」「錦織圭」「羽生結弦」がベスト3であった。
調査期間は2014年12年1日から31日までで、15,049人に対して行われた。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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