胸に付けた電極から筋電位を取得して義手を動かすシステム

otterb 曰く、　ジョンズホプキンス大学の研究チームが、胸に付けた電極から筋電位を取得してそのパターンを解析することで、動きをイメージするだけで義手を動かすシステムの開発に成功したという（TechCrunch、YouTube動画）。

　TechCrunchの記事では神経活動を記録してるとあるが、厳密にはビデオの1:14からのように、皮膚の上にあてた電極から胸の筋肉の筋電位を記録しているだけのようだ。神経には触れていないので痛みはない。

　元論文を読んでないので想像だが、おそらく健常者の腕の動きと、胸の筋電位のパターンについてのモデルをコンピュータ上に再現してから、これを患者の筋電位に合うようにノーマライズして、動きの量を調整しているものと思われる。

　大まかな動きはともかく繊細な指先の動きまでは無理ではと思ったが、指まで動かしていてちょっと驚き。筋電位でもチャンネル数を稼ぐことで色々な情報が抽出できるようだ。

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