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空耳の科学
本家/.「Excuse Me While I Kiss This Guy: The Science of Misheard Song Lyrics」より 言葉の聞き間違い(空耳ともいわれる)は面白いだけでなく、我々がどのようにして音から意味を読み取るのか、どのようにしてわずかな時間ではっきりしない音を理解するのかといった、言語を処理する仕組みについての識見を与えてくれるとMaria Konnikova氏がThe New Yorkerに書いている。歌詞の聞き間違いが多いのは、雑音が多く、歌っている人の顔が見えないことが理由の一つといえる。また、話し方自体が聞き間違いの原因となることもある。たとえば、誰かが聞きなれないアクセントで話したり、詩や歌のように通常とは異なる強勢や抑揚がつけられた場合だ。また、単語が途中で分割されたり、結合されたりすることでオロニムが生じることも聞き間違いの原因だ。これにより、「Eugene O'Neill won a Pulitzer Prize」が「Eugene O'Neill won a Pullet Surprise」になってしまったり、「赤鼻のトナカイ」で「All of the other reindeer」が「Olive the other reindeer」になってしまったりもする。
音の認識が聞き間違いの原因となることもある。文字や文字の組み合わせにより似たような音になる場合、識別するには視覚や文脈といった手掛かりが必要だ。マガーク効果では、音声とは異なる発音をする口元の映像を組み合わせて提示することで違う音に聞こえるという現象がみられる。Creedence Clearwater Revivalの「Bad Moon Rising」で「There's a bad moon on the rise」が「There's a bathroom on the right」と聞き間違えられてしまうのは、音の似た別の文字に置き換えられた結果と考えられる。
知識と文脈の把握があれば、多くの場合は正しい単語を認識できる。しかし、知識に従うことで聞き間違うこともある。ジップの法則として知られるように、我々はよく使う単語や語句を選択する傾向がある。これがJimi Hendrixの「Purple Haze」で「Excuse me while I kiss the sky」を「Excuse me while I kiss this guy」と聞き間違えてしまう原因の一つと考えられる。誰かがキスをする相手としては空よりも男の方が普通だからだ。
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