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主婦が選ぶ今年の漢字は「税」、消費増税が家計を直撃
毎年末、日本漢字能力検定協会が公表する「今年の漢字」。昨年は、2020年に東京五輪開催が決まったことにちなんだ「輪」や、東北地方の一致団結した大きな「輪」で、東北楽天ゴールデンイーグルスが日本シリーズ初優勝するなど、人々のつながりを感じさせるニュースが多かった。今年はまだ発表されていないが、一足早く、首都圏の主婦たちによる「今年の漢字」が公表された。
1位は「税」で、2位は「増」。増税をあらわす「税」と「増」がトップを独占し、家計に直接影響する消費増税を重大ニュースと受け止めた主婦が多かった。
調査は、フリーペーパー事業などを手がける株式会社ぱどが、11月7日~11月20日にかけて実施。対象は東京・神奈川・埼玉・千葉在住の20~70代の主婦732人で、方法はインターネット調査。
トップの「税」と「増」については、「消費税が5%から8%になり、家計に打撃を与えたので。主婦としては深刻な問題でした(40歳・内職・業務委託)」「食費などさまざまな値段が上がり、出費が増えたため(32歳・専業主婦)」など、家計を預かる主婦ならではの理由が並んだ。
3位は「災」。8月に起きた広島の土砂災害や、9月末の御嶽山噴火など、自然災害で尊い命が失われた。4位は「雪」。ソチオリンピックの盛り上がりや、「アナと雪の女王」の大ヒットを理由に上げる主婦が目立った。「アナ雪」は、子供をもつ主婦らにとって、「妖怪ウォッチ」と並ぶほどのブームと感じられたようだ。グッズや絵本などの関連商品は、小さな女の子を持つ母親にとっては身近な存在となっており、「ハロウィンの衣装を子供に作ってあげた」という声もあった。
5位は「偽」。STAP細胞問題や、「耳が聴こえない作曲家」として活動していた佐村河内守氏によるゴーストライター問題が、大きな関心を集めた。また今年7月には、兵庫県議が、政務活動費から約300万円を不正に支出していた問題など、「偽装に関する問題が多かった(31歳・専業主婦)」。主婦らの選ぶ「今年の漢字」には、2014年、お茶の間を賑わせたニュースが多く反映されている。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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