スパムへの返信用に作成した「論文」、オープンアクセスジャーナルに採用される

2014年11月24日 11:32

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記事提供元:スラド

「Get me off Your Fucking Mailing List」と題する論文が、International Journal of Advanced Computer Technology(IJACT)で採用されたそうだ(論文: PDFScholarly Open Accessの記事Voxの記事io9の記事本家/.)。

この「論文」は論文の体裁になっているが、計算機科学者のDavid Mazières氏とEddie Kohler氏が不要なカンファレンスの誘いを断るため、2005年にジョークとして作成したものだという。本文は「Get me off your fucking mailing list.」という文がひたすら繰り返されたもので、フローチャートや散布図にも「Get me off Your Fucking Mailing List」が使われている。

一方、IJACTは論文を掲載して執筆者から掲載料を得ることを主な目的とした、低品質なオープンアクセスジャーナルだという。IJACTからスパムメールを受け取ったオーストラリア・フェデレーション大学のPeter Vamplew氏が、この論文だけを添付して返信したところ、採用されたので掲載料150ドルを振り込むようにとの電子メールが届いたそうだ。なお、添付されていた査読結果には「Excellent」と記載されていたとのこと。

このような掲載料収入を主な目的としたオープンアクセスジャーナルは増加を続けており、Scholarly Open Accessではパブリッシャージャーナル計1,000件以上をリストアップしている。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | spam | サイエンス | IT

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