太平洋クロマグロ、国際自然保護連合による絶滅危惧種に指定される

2014年11月18日 13:05

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 太平洋クロマグロが、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定された(毎日新聞)。太平洋クロマグロは刺身や寿司に使われており、多くが日本で消費されている。

 今までは「軽度懸念」に分類されていたが、今回絶滅危惧種の中で3番目にリスクが高い「絶滅危惧2類」に指定された。背景として、「アジアに集中する寿司や刺し身のための漁業」による影響が指摘されている。漁獲量のうち日本が6割、メキシコが3割、韓国が1割を占めており、またその約9割は30kg未満の未成魚だという。

 そのほか、トラフグの代用として使われるカラスフグが「絶滅危惧1A類」に、ニホンウナギの代用として日本に輸入されているアメリカウナギも「絶滅危惧1B類」に分類されたという。

 この指定には法的拘束力はないためただちに影響があるわけではないが、今後規制が行われる可能性があるという。

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