米IT企業、インド人技術者を時給1.21ドルで働かせていた

2014年10月26日 20:37

印刷

記事提供元:スラド

eggy 曰く、 米Electronics for Imaging(EFI)社が、8名のインド人技術者を最低1.21ドルの時給で週に最長122時間の労働を行わせていたそうだ(San Jose Mercury Newsの記事本家/.)。

同社では8名をインド南部のバンガロール支社から呼び寄せ、カリフォルニア州フォスターシティからフリーモントへの本社移転に伴うコンピューターネットワーク及びシステムのインストールを手伝わせていた。今回の件は匿名の通報により発覚。労働省が調査を行い、8名の従業員に対する未払給料40,156ドルと罰金3,500ドルを支払うよう同社に命じたとのこと。

 同社では8名に対してインドでの通常の給与額に加えて特別ボーナスを支給していたが、カリフォルニア州の最低賃金を基準に支払額を決める必要があることを見落としていたという。未払賃金はカリフォルニア州の最低時給8ドルと支払済みの時給1.21ドルの差額から計算され、8名に直接支払われたという。時給1.21ドルは労働省の担当者が知る限り、最低額とのことだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | 犯罪 | IT | アメリカ合衆国 | お金

 関連ストーリー:
恐怖駆動開発、あなたの体験は? 2014年09月20日
第三者委員会による調査で「すき家」のブラックぶりが明らかに 2014年08月05日
米上院議員、H-1Bビザの受給増を主張する一方で18,000名を削減するMicrosoftを批判 2014年07月21日
米シアトル市、最低賃金を時給15ドルに引き上げへ 2014年06月04日
「世界同一賃金」は実現できるのか 2013年04月23日
米移民制度改革法案、現行法は「多国籍の人材派遣企業」 2013年04月22日
IBM、インド内従業員数が米国内従業員数を超える 2012年12月03日
ITエンジニア派遣の「人月0円セール」が行われている? 2012年05月30日
時間外労働、どこまでが許容範囲 ? 2009年08月14日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事