関連記事
帝人、シリコンペーストを塗って太陽電池の発電効率を向上させる手法を開発
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 帝人が9月に学術発表した液体状の材料とその加工技術が、次世代の太陽電池の製造手法として注目されているそうだ。開発されたのは「L-BSF型」と呼ばれる次世代の太陽電池の製造手法。太陽光を受けるシリコンウエハーの裏面に、リンやホウ素などの元素を含んだ層を線状など部分的に塗布してレーザーを照射することで、電子を電極に効率的に引き出すことができるという(ITmedia)。
帝人は、この層の形成に直径20ナノ(10億分の1)メートルの超微細粒子を液体状に加工したナノグラムシリコンペーストを活用。太陽光から電気エネルギーへの変換効率は現在の汎用品の18%程度から20。5%まで向上。従来のL-BSF型は1ワット当たりの製造費用が汎用品とほぼ同じだったが、帝人の手法ならば5~6%コストを抑制できるそうだ。
スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | テクノロジー | 電力
関連ストーリー:
産総研、太陽光発電所が強風で損壊した事例の情報を募集 2014年10月07日
太陽光発電の固定価格買取制度、悪質業者は認定取消へ 2014年01月16日
折りたたみ式ソーラーパネルを天板に内蔵したノートPC「SOL」 2013年08月09日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク