VW、初の量産電気自動車「e-up!」と「e-Golf」を来年に日本導入

　フォルクスワーゲングループジャパンは14日、5ドアハッチバック「up!（アップ！）」の電気自動車仕様「e-up!（イー アップ！）」と、5ドアハッチバックの「Golf（ゴルフ）」の電気自動車仕様「e-Golf（イー ゴルフ）」を2015年に日本に導入すると発表した。「e-up!」は2015年2月1日に注文を開始（納車は2015年中頃）し、価格は366万9,000円～。「e-Golf」は2015年中頃の発売で、価格は未定。

　「e-up!」は、日本初の5ナンバーサイズの電気自動車となるモデル。最大出力60kW（82ps）、最大トルク 210Nm の電気モーターを搭載。0-100km/h加速は約12.4秒で、最高速度は130km/h。合計204個のセルを持つ容量18.7kWhのリチウムイオン充電池を床下に搭載し、1回の充電でJC08モード時185kmの走行が可能となっている。満充電までの時間は約8時間。

　「e-Golf」は85kW（116ps）、最大トルク 270Nm の電気モーターを搭載。0-100km/h加速は約10.4秒で、最高速度は140km/h。合計264個のセルを持つ容量24.2kWhのリチウムイオン充電池を床下に搭載し、1回の充電でJC08モード時215kmの走行が可能となっている。満充電までの時間は約9時間。

　いずれも、「Normal」、「ECO」、「ECO+」の3種類の走行モードが選択でき、出力調整が可能。また、「D1」、「D2」、「D3」、「B」の4段階の強さを選べる回生ブレーキを搭載し、減速力を調節できる。また、「D」では回生ブレーキを無効にすることもできる。充電池の電圧を8年間、最大16万kmまで保証するという。このほか、専用デザイン、専用装備が搭載される。（記事：松本 茂樹・記事一覧を見る）