ノーベル平和賞候補に日本国憲法第9条?

2014年10月7日 06:00

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記事提供元:スラド

masakun 曰く、 今年のノーベル平和賞候補の本命に、「憲法第9条をもつ日本国民」が挙げられているという(日刊スポーツInternational Business Times)。

 今年の平和賞候補は278の個人・団体を数え過去最高なのだが、10月3日国際平和研究所の Kristian Berg Harpviken 所長が明かした予想によれば、大本命は憲法第9条(Article Nine of the Japanese Constitution)をもつ日本国民なのだという。その理由として「冷戦終結後、国家間の戦争は事実上なくなったと考えられるようになったかもしれない。だがウクライナでの出来事や東アジアでの一触即発の緊張状態を見ると、戦争は再び起こり得るということを再認識させられる」と指摘し、「平和賞の原則に回帰するのは時宜にかなっている」と説明した(ブルームバーグ)。

 ただし所長は第9条が受賞した場合「誰が代表して賞を受け取るのか述べる用意はない」(ロシアの声)とも述べて平和賞の授賞基準から外れていることが示唆されているし、過去10年間で所長の予想が的中したのは2007年のゴア元米副大統領だけという的中率の低さもある。

 ローマ法王やエドワード・スノーデン氏のほか、Google や Facebook 、ウラジミール・プーチン氏、さらには国際宇宙ステーションまで候補に挙げられている今年のノーベル平和賞。どこが受賞したところで世界が平和になるわけではないが、皆様の受賞予想はどうだろうか。

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