マリオット、コンベンション施設利用者のモバイルWi-Fiスポット接続を妨害して60万ドルの罰金

2014年10月4日 19:52

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記事提供元:スラド

米連邦通信委員会(FCC)は3日、従業員がコンベンション施設利用者の持ち込んだモバイルWi-Fiスポットへの接続を妨害したとして、Marriott Internationalおよび子会社のMarriott Hotel Services(以下、マリオット)に60万ドルの罰金を科すと発表した(FCCのニュースリリースSlashGearの記事本家/.)。

問題が発覚したのはテネシー州ナッシュビルのGaylord Opryland Hotel and Convention Center。マリオットの従業員はWi-Fi監視システムを使ってコンベンション施設に持ち込まれるモバイルWi-Fiスポットを監視し、認証解除パケットを送信するなどして接続を妨害したという。その一方でマリオットはコンベンション施設利用者に対し、1台当たり250ドル~1,000ドルという高額なWi-Fi接続サービスを提供していたとのこと。FCCに苦情が寄せられたのは2013年3月だが、妨害はマリオットが同施設の運営を始めた2012年当時から行われていたとみられているそうだ。マリオットには60万ドルの支払いに加え、コンプライアンス計画の作成および3年にわたって3か月ごとの報告書提出を義務付けられるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | モバイル | 通信 | インターネット | アメリカ合衆国 | 携帯通信

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