景気条項発動ならアベノミクスは失敗

2014年10月3日 11:41

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記事提供元:エコノミックニュース

 民主党の枝野幸男幹事長は2日夕の記者会見で来年10月の消費税率10%への引き上げについて「アベノミクスが成功だと言いながら消費税率を上げないということはあり得ない、ということは政府に迫っていかなければならない」とし「景気条項が発動されるということは、アベノミクスは失敗ということ」と切り込んだ。

 また、枝野幹事長は菅義偉内閣官房長官が御嶽山の噴火は九州電力川内原発の再稼働に影響を与えないとしていること、原子力規制委員会の田中俊一委員長も同様の考えを示していることについて、記者団から受け止めを聞かれ「少なくとも今の時点で、御嶽山の噴火が生じるまでのこれまでの規制委員会等での議論がそのままでいいという結論を出すのは尚早だ」と批判した。

 枝野幹事長は「まさに技術的、専門的なところ」とし「今回の噴火が予知できなかったことを踏まえ、専門家の皆さんがしっかりと何らかの形での検討をしていただく必要がある」と検討する必要を提起した。また枝野幹事長は「規制委員会として真摯に受け止め、やって頂くこと」と火山噴火について、専門的視点から突っ込んだ検討を行うべきだとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)

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