複数のマルチメディア端末の同時使用は脳の灰白質に悪影響を及ぼす?

2014年9月29日 20:04

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、  Sussex大学の研究によると、携帯電話やノートPCなど複数のメディア端末を頻繁に同時操作している人は、一度に1台のデバイスを使用している人に比べて、脳の灰白質の密度が低いことが分かったとのこと(Slashdot)。

 MRI画像を利用して75人の成人の脳構造を調べたところ、同時に使用するメディア端末の数が多い人ほど、脳の前帯状皮質における灰白質の密度が低かったとのこと。前帯状皮質は認知機能や感情制御機能を司る部分である。

 脳内でこうした変化が起きるメカニズムがすべて解明されたわけではないものの、先天的に前帯状皮質が小さい人は認知制御や情動制御の能力が弱いことから、マルチタスキングに陥りやすいと考えられると同時に、マルチタスキングを頻繁に行っていると前帯状皮質の密度が変化することも充分にあり得るとしている。

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