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Webブラウザ上で動作するビットコイン採掘プログラムを開発した学生らが訴えられる
あるAnonymous Coward 曰く、 JavaScriptで実装されたビットコイン採掘プログラムを開発した学生らが、消費者詐欺とコンピュータの不正アクセスの疑いで当局から出頭を要請されたそうだ(CryptoCoinsNews)。
このプログラムは「Tidbit」というもので、JavaScriptで実装されておりWebブラウザ上で動作する。WebサイトにアクセスしてきたユーザーのWebブラウザ上でこのプログラムを実行してビットコイン採掘を行い収益を得るというコンセプトで、2013年のNode.js Knockout ハッカソンでInnovation賞を受賞している。
開発者は19歳のMITの学生たちだが、突然彼らに縁もゆかりもないニュージャージー州当局から出頭要請が来たという。「コードは実験的なもので、実際に収益を得てもいない」と反論したのだが、当局側は同州内で少なくとも3つのサイトでこのコードが使用されていることを確認したといい、電子フロンティア財団(EFF)の抗議にも態度を変えないままだった。
この事態に対し、EFFが撤回を求めて上級裁判所へ申請したり、MITの教授・研究者や学生数百名が「イノベーションと技術的なクリエイティビティに冷や水を浴びせる」として抗議の文書を提出したりという騒ぎになっている。
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