ソニー、スマホと連携して視界にテキスト情報を表示するメガネ型端末「SmartEyeglass」

2014年9月19日 16:35

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ソニーは、Androidスマートフォンと連携し、テキスト、シンボル、画像などの情報を視界に重ねて表示する、透過式メガネ型端末 「SmartEyeglass」を開発した(写真提供:ソニー)

ソニーは、Androidスマートフォンと連携し、テキスト、シンボル、画像などの情報を視界に重ねて表示する、透過式メガネ型端末 「SmartEyeglass」を開発した(写真提供:ソニー)[写真拡大]

  • ソニーは、Androidスマートフォンと連携し、テキスト、シンボル、画像などの情報を視界に重ねて表示する、透過式メガネ型端末 「SmartEyeglass」を開発した(写真提供:ソニー)
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  • ソニーは、Androidスマートフォンと連携し、テキスト、シンボル、画像などの情報を視界に重ねて表示する、透過式メガネ型端末 「SmartEyeglass」を開発した(写真提供:ソニー)
  • ソニーが開発した透過式メガネ型端末 「SmartEyeglass」のユーザーの視界のイメージ (緑単色表示)

 ソニーは19日、対応するAndroidスマートフォンと連携し、テキスト、シンボル、画像などの情報を視界に重ねて表示する、透過式メガネ型端末 「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」を開発したと発表した。

 同社によると、「SmartEyeglass」は、CMOSイメージセンサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイクなどの搭載センサーで感知した情報と、連携したスマートフォンのGPSによる位置情報などを活用して、ユーザーの状況に応じた情報を提供できる端末。

 同社独自のホログラム光学技術により、視野を遮るハーフミラーを使わず、85%の高い透過性を持った厚さ3.0mmの薄型レンズを実現したという。また、単色表示のためカラーよりも低消費電力でありながら輝度が高く(最大1,000cd/m2)、様々な環境でもテキストが読みやすく視認性の高い表示が可能という。

 見ている対象物から目を反らすことなく、ハンズフリーで情報を入手できるため、歩行中にナビゲーション表示を見たり、料理をしている時に手元から目を離すことなくレシピを確認したり、スタジアムでスポーツ観戦する時に選手を見ながら関連情報を閲覧するなど、多彩な用途が考えられる。

 開発者のユニークな発想で活用方法が広がることと、多様なアプリケーションの開発促進のため、ソフトウェア開発キット(先行リリース版)の提供を9月19日に開始する。

 2014年度内には本体を開発者に向けて発売し、アプリケーションの充実を促進するなど、一般ユーザーを対象とする商品化に向けた開発を加速していくという。

 「SmartEyeglass」は、本体重量が約77g。搭載センサーは、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイク。カメラの性能は、静止画が約300万画素、動画が640X480ピクセル(VGA、約31万画素)。スマートフォンとは、Bluetooth v3.0もしくはIEEE802.11b/g/nで接続する。対応OSは、Android 4.1 以上。

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