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パソコンの電位の揺らぎからRSA秘密鍵などが解析される
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 イスラエルのテルアビブ大学の研究者が、ネットやウィルス経由ではなく、物理的な方法でハッキングを行う手法を開発したそうだ。その手法とは、USBやイーサネット、HDMIなどのケーブルから伝わる微妙な電位の揺らぎからデータを読み取るというもの(GIZMODO、論文、元ネタのArs Technica記事)。
実験では、対象とするノートPCでGnuPGによる暗号化や復号を行っている作業中にPCの電極部分の電位の揺らぎを読み取り、それを解析することで作業に使用されたRSA暗号およびElGamal暗号を抜き取ることに成功したとのこと。
記事ではこのような手法を応用していけば、義手型のハッキング装置を開発してコンピュータを触るだけで乗っ取られるということもありそうだとしている。
なお、この手法を開発したのは以前パソコンの電源鳴きから4096ビットのRSA秘密鍵を解析した研究チーム。電源鳴きよりは今回の手法のほうが応用しやすそうではある。
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