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イタリア・トリノ市、パソコンのOSをWindowsからUbuntuに移行
イタリア・ピエモンテ州の州都トリノ市では、自治体で使用しているパソコン8,300台のOSをWindowsからUbuntuに移行するそうだ(ZDNetの記事、Repubblica.itの記事、Tom's Hardwareの記事、本家/.)。
Ubuntuへの移行は今秋から1年半かけて行われる。移行により1台当たりWindowsとOfficeのライセンス料金約300ユーロが節約でき、全体で250万ユーロ近い節約になるという。今後、プロプライエタリーソフトウェアのライセンス更新や新規パソコン導入時のライセンス購入が不要となることから、市では5年間で600万ユーロの節約を見込む。市ではオープンソースソフトウェアへの移行を2年ほど前から検討していたが、使用可能なライセンスを無駄にすることはないとして先送りになっていたそうだ。市で使用しているパソコンのOSは80%がWindows XP。4月にWindows XPのサポート期間が終了したこともあり、機が熟したとして8月上旬に移行が正式に決まったとのことだ。
市のオープンソースへの移行は主に経済的理由だが、トリノにはトリノ工科大学のNexa Center for Internet & Societyや、フリーソフトウェアの普及を目指すOfficina Informatica Liberaなどがあり、FOSSに適した環境が整っているようだ。9月14日にはRichard M. Stallman氏も出席する「Cyberia: Torino Capitale del Software libero(フリーソフトウェアの都・トリノ)」と題したイベントも開催される。 スラッシュドットのコメントを読む | Linuxセクション | Ubuntu | Linux | ソフトウェア | OS | EU | Windows | 政府
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