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阪大、接着剤を使わずにフッ素樹脂とブチルゴムを強力接合することに成功
大阪大学の研究チームが開発した手法で接着したポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とブチルゴムの剥離試験中の様子(大阪大学の発表資料より)[写真拡大]
大阪大学の山村和也准教授らによる研究グループは、接着剤を使用せずにフッ素樹脂とブチルゴムを強力に接合することに成功した。
フッ素樹脂の中でもポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、水や油をはじき、他の物質と結合しにくいことが知られている。
今回の研究では、高電力条件で大気圧プラズマ処理をおこなった後に熱圧縮をすると、PTFEとブチルゴムが最大密着強度3.0N/mmで接合し、剥離試験では接合部でなくブチルゴム自体が先に凝集破壊を起こす程の強い力で結びつくことが明らかになった。
今後は、接着剤を使わないでPTFEとブチルゴムを接合することができるようになった本研究成果が、注射器のガスケット部の材料として使用されることが期待されている。
なお、この内容は9月11日の「イノベーションジャパン2014-大学見本市」などで報告される。
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