アマゾン、近大と連携協定 Amazon.co.jp上で教科書販売やシラバス配布

2014年9月5日 14:17

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アマゾンジャパンは、近畿大学と連携し、教科書販売やシラバスや研究紀要の製本・印刷を行なう。写真は、Amazon.co.jpの近畿大学教科書ストア

アマゾンジャパンは、近畿大学と連携し、教科書販売やシラバスや研究紀要の製本・印刷を行なう。写真は、Amazon.co.jpの近畿大学教科書ストア[写真拡大]

 アマゾンジャパンは4日、近畿大学と広く連携協力することを目指す連携協定を結んだと発表した。同大学の教育、研究、学生サービス等の充実を図るという。アマゾンジャパンが教育機関と連携協定を結ぶのは、今回が初めて。

 連携の最初の取り組みとして、2014年後期から東大阪キャンパスの教科書販売をAmazon.co.jpで行う。また、2015年前期から、近畿大学の各学部・大学院で発行されるシラバスや研究紀要をAmazon.co.jpのプリント・オン・デマンド(POD)を利用して提供することも合意したという。

 近畿大学は、産業理工学部(福岡キャンパス)でのキャンパス内販売と並行して2013年度からAmazon.co.jpを利用した教科書販売を行なっている。今回、東大阪キャンパス(8学部、短期大学部、大学院)にもその範囲が広がり、シラバスに掲載される教科書・参考文献がAmazon.co.jpから販売されることになる。

 これに際して、Amazon.co.jp内の「近畿大学 教科書ストア」 (www.amazon.co.jp/kindai) をリニューアルオープンし、授業に必要な教科書・参考文献を、学部/学科などから選んで購入できるようになるという。

 各学部で作成されるシラバスや研究紀要は、2015年前期から大学側での製本、印刷、配布を止め、入手を希望する人がAmazon.co.jp上で注文すれば、PODにより製本、印刷されたシラバスや研究紀要が手に入る仕組みとなる予定。

 近畿大学は、13学部48学科、法科大学院と大学院11研究科を擁する総合大学。学生・生徒等在籍数は5万2,612人で、そのうち東大阪キャンパス学生数は約2万3,000人。

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