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【木村隆のマーケット&銘柄観察】武田薬品は新薬の寄与で増益が続く、配当利回り3.8%も魅力
武田薬品 <4502> が動意を強めてきた。2015年3月期の第1四半期は営業利益が前年同期比11%増の637億円となった。2型糖尿治療薬「アクトス」の特許満了の影響が一巡、新製品の寄与や全社的なコスト削減が効果を表している。
研究開発に関しては、常に医療上のニーズをふまえ、研究開発戦略を決定。「代謝性・循環器系疾患」、「がん」、「中枢神経系疾患」、「呼吸器・免疫系疾患」、「消化器・泌尿生殖器系疾患」、「ワクチン」を重点疾患領域と位置付け、経営資源を投下して、画期的新薬の創出に挑戦していくとしている。
今後期待の新薬は、クローン病・潰瘍性大腸炎治療薬「エンティビオ」(Entyvio)である。2014年5月に米国・欧州で承認を取得、6月には米国において販売を開始した。潰瘍性大腸炎およびクローン病両疾患について、初めてかつ唯一、同時に承認された薬品となる。潰瘍性大腸炎およびクローン病は、炎症性腸疾患(IBD)の二大疾患であり、同社によると患者数は、欧州で約220万人、全世界では400万人以上にのぼるとされている。
主要国で特許が満了した高血圧症治療剤「ブロプレス」等の落ち込みを、国内における高血圧症治療剤「アジルバ」や米国における大うつ病治療剤「ブリンテリックス」、多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド」や逆流性食道炎治療剤「デクスラント」でかばー。欧州では悪性リンパ腫治療剤「アドセトリス」などが売り上げを伸ばした。その他、新製品の市場浸透、新興国での売り上げ拡大などでカバー、増収・営業増益が予想されている。
それと、配当利回り3.82%という高さも大きな魅力だ。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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