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漫画「アストロ球団」作者、中島徳博氏が死去
記事提供元:スラド
bikeman 曰く、 漫画「アストロ球団」の作画を担当していた、中島徳博氏が8月28日、大腸ガンで死去した。64歳だった(読売新聞)。
「アストロ球団」といえば、ジャコビニ流星打法をはじめとする奇想天外なシーンが続出する漫画として一世を風靡した。野球漫画の表現が過激になる過程では、「巨人の星」にて星飛雄馬の目の中に炎が燃え上がる1コマから始まり、マウンド上に竜やトラが現れるシーンまで発展したが、「アストロ球団」ではさらに表現のレベルが上昇して、人間が空を舞ってホームランをキャッチ、果てには1球投げるうちに第二次大戦中までさかのぼって、球が打たれると投げた投手が浦島太郎のように老人になってしまう、SFを凌駕する展開になった。野球漫画でのプレーが過激になっていく流れは、ボクシング漫画にも受け継がれ、その後車田正美の「聖闘士星矢」に大きな影響を与えた。
現代漫画の礎をつくった中島徳博氏の冥福をお祈りします。
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